ヴィクトリアサンドイッチケーキと乙女とおっさん
いつでも元気に焼いております、鹿吉です。
こんにちは!
ラズベリージャム美味しいヴィクトリアサンドイッチケーキにございます。バター風味豊かな生地が特徴的な、イギリス伝統的焼菓子であるヴィクトリアサンドイッチケーキはかのヴィクトリア女王をお慰めしたケーキでもございます。
シンプルながら豊かな味わいの焼菓子でございますので、是非一度ご賞味くださいませ~♪
紅茶との相性抜群にございます!
ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~
さて本日は先日、珍しく親子川の字で寝たときの話をひとつ。
8年前の善光寺さん参りから次の御開帳には是非ともお礼参りをしたいと願っていた両親を連れて、私的には初の善光寺さんへと行ってきました。
あいにくの雨でしたが、濡れそぼるほど降るわけでもなく、しとしととした優しい雨の中、お礼参りを済ませることができました。
さすがに日帰りは勿体ないと父が言うので、近くの源泉かけ流し温泉へと宿泊することにしておりました。
父のイビキが騒音以上の爆音ですので、できれば部屋を別にしたかったのですが、さすがは善光寺さん御開帳で、部屋も空いてなければお値段も通常よりも上乗せだったので、母と私は昏々と、そして切々と父に静かに眠るようにお願いして、一部屋で過ごすことになりました。
今まで散々な目に遭ってきたのでかなりの警戒をしておりましたが、最大限に気を遣ってくれた父のイビキは寝息程度に収まり、さらに疲れた体に源泉かけ流しの温泉が効いて、結論としては本当に珍しくよく眠れました。
まだテレビを流し、うつらうつらと惰眠を貪っていたときでした。
母は私の横で、健やかな規則正しい寝息を繰り返しており、父はテーブルを挟んだ向こう側で私に背中を向けて、こちらもまたゆったりと寝ておりました。
うつらうつらと夢うつつだったのですが、ふいに鼻がムズムズとして、私は「くちゅん!」と小さくくしゃみを漏らしました。
その直後、父がぴくりと肩を震わせたかと思うと、
「ブゥエクッショ~ンッ!!!あ、感染った…」
と盛大なくしゃみをしました。
私のくしゃみが感染ったかのようなタイミングで放たれたくしゃみはかなりの大音量で、私の横で寝ていた母が
「せっかく気持ちよく寝てるのに、騒がしいわね…」
と低い声で文句を零しました。
あ、起こしちゃったかな、と謝ろうとしたとき、
「今のはなに?屁?」
どんだけ汚い音のくしゃみなんだ??!!
屁に聞こえるくしゃみってどういうこと?????!!!!!
しかもマダムワードに屁はだめだよ……
くしゃみだよ、と答えた私の言葉が理解できたのか、どうなのか、わからないくらいのスピードで再び母から寝息が響いてきたので、私はもう一度寝直そうと、身動ぎしました。
暫く静かな時が流れ、ぽつりと父が言いました。
「どっちのを間違ったのかな?」
いや!
乙女的な遠慮がち「くちゅん」くしゃみとおっさんの大音量「ブゥエクッショ~ンッ!」くしゃみと比べてどっちが「屁」に聞こえるか、確認必要~???!!!
んなもん、おっさんのに決まってるやないか~いッ!!!!!
失敬だな、妙齢の乙女に対して失敬だな!!!
可愛らしくしたくしゃみをおっさんの屁と間違えられたなら、この先生きていくのに性別不明にすべきではないかと悩む私にございます…(笑)